CTMakeの使い方1.難易度の変わるルート

歩き始めは良く整備されているけど、山頂近くは岩稜帯で歩きにくい(=ペースが落ちる)とか。石ころが多くて下りにくい。登りは破線ルートで帰りは一般道。

など、途中で補正データを変えてコースタイム計算したいケースのやりかたです。

1.CTMakeにルートを読み込んで、間引きします。

今回は、山と高原地図「大菩薩」のエリア内大樺ノ頭~雁ヶ腹摺山~大峠部分のGPSログを使ってみます。

2.メイン画面の「地図表示(M)」と「グラフ表示(G)」をクリックします。

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3.GPXデータグラフの中間部分あたりを右クリックして、「マーカの追加(A)」をクリックします。

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4.地形図にオレンジ色の丸が表示されます。

GPXデータグラフでオレンジの丸を左右にマウスで移動もしくは左右矢印キーで移動すると、地図上のオレンジの丸の位置が移動します。

雁ヶ腹摺山のところにオレンジの丸がくるようにします。

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5.大樺ノ頭から雁ヶ腹摺山間が山と高原の地図では、破線ルート。雁ヶ腹摺山から大峠までは実線ルートです。

そこで、GPXデータグラフの番号0の補正ファイル欄をダブルクリックします。

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今回は、それほど歩きにくい破線ルートでも無いため「一般登山道(悪)」を選びます。

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6.同様に、番号1の補正ファイルは「一般登山道(普)」を選びます。

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これで、区間毎の補正ファイルの定義が出来上がりましたので、コースタイムの計算をする準備ができました。

7.メイン画面の「時刻の書き換え(E)」→「カスタム書き換え(C)」をクリックします。

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8.時刻のカスタム書き換え画面が出ます。

先ほど設定した補正ファイルがadjustファイル欄に反映されているのを確認し、「書き換え(W)」をクリックします。

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時刻のカスタム書き換え画面は、右上の×をクリックして閉じます。

9.メイン画面のゴール日時と所要時間が書き換わっているのが確認できます。

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10.GPXデータグラフは、リアルタイムに結果を反映しないため、グラフ上を右クリックして、「GPXログ再読み込み(G)」をクリックします。

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11.GPXデータグラフ上の番号1と2の区間時間が書き換わりました。

大樺ノ頭から雁ヶ腹摺山間が山と高原の地図では、50分。雁ヶ腹摺山から大峠までは40分です。

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以上のような方法で、区間毎にマーカーを追加していき、それぞれの区間に補正データを適用してあげれば、場所によってコースの難易度が変わる場合でも、よりリアルなコースタイムが計算できます。

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