Archive for 2015年11月
シダス カスタムインソール
20年以上スーパーフィートの緑を愛用しており、すでに3回か4回くらい買い換えています。そろそろ次を買わないとならない状況のためオレンジを買ってみました。
具合は良いものの、ロードランの登りで初下ろししたところ、かかとにマメができてしまいました。原因は靴のかかと部分が辺に硬い部分があり、ちょうどかかとに当たったためです。
インソールが悪いわけではありませんでしたが、ロードを走るのにスーパーフィートでは、硬すぎる感じがあり、違うメーカのインソールを検討しました。
スキーブーツにはオーダーメイドのインソールを、ブーツのチューンナップ代含め5万円ほどで作りました。この時インソール部分にはシダス社のものが使われていました。
その後、通勤用の革靴には、ハンドメイドのインソールを3万円程度で作ってもらい、こちらも調子よく愛用してました。
インソールを作ってくれた「でんくらふと」さんは名古屋に移転してしまったため、近場で良さそうなところを探しましたが、見あたりませんでした。
昭島のアウトドアヴィレッジ(アウトドア関連の専門ショップ中心のショッピングモール)にウォーキングフォーエバーがあり、シダス社のHDバキュームでカスタムインソールを作ってくれるとのことで、休日に行ってきました。
持っていった靴は、サロモンのXA PRO 3D 25.5cm。
まずは、現状をヒヤリングして、足裏の形を撮影
コピー機に乗って撮るのです。
画像を左右反転して見やすくしておきます。
左足が24.5cm、右足が24.3cm。
前足部の周囲は、体重を乗せた状態で、左24.5cm、右24.5cm。
体重を乗せてない状態で左22.8cm、右22.9cm。
足の長さと、体重を乗せた状態の前足部の周囲は、通常同じくらいになるとのことで正常。
体重を乗せた状態と乗せない状態の周囲は、1cm程の差が出るのが通常で、鍛えられてない足や、異常のある足では、この差が少ないそうです。
私のように左で1.8cm、右で1.7cmも差がある人は来店以来初めてとのこと。
足の接地状態もほぼ理想的で問題なし。気になる点として親指や小指の外側の印影が薄いとのこと。
これは、日常靴の紐をきちんと締めないで、中で足が動くような状態で過ごしている人によく見られるとのこと。
仕事中は、サンダルなので当てはまります。普段履きの靴も紐は緩めたままです。
足裏や、立位の状態も問題ないため、普通にインソールを成形することとなりました。
料金は、成形費込み15,552円。時間は全部で45分程度でした。
できあがったインソールを履いた感触は、足裏の密着度が良くて、変に当たるところが無い。スーパーフィートに比べて、土踏まずの突き上げが少ないといったところでしょうか。
この日一日ショッピングで履いてましたが、足裏の疲労が少ないというのは感じました。
触った感触は、スーパーフィートがさらっとして表面がちょっと硬い感じ。シダス ランプラスは、湿った指で触るとしっとり感があり、滑りにくい感触。
私は、多汗症で、足もすぐ蒸れてしまいます。ですので、シダスのほうが足裏のジメッと感は強く感じました。
その後、距離20km、累積標高2,000m overの日帰り山行をしてみました。
山行後半、両足とも親指外側に痛みが出て、さらに長距離歩くと、マメになりそうな状況。これは、今までも良くあることです。下りでフォアフットを多用すると痛くすなる部分です。
機会があれば、ロードを走ったときの状況も追加報告してみたいと思います。
左:使い古したスーパーフィート緑。中:スーパーフィートオレンジ。右:シダス ランプラス。
重量は、オリジナルが片足20g。スーパーフィート オレンジが42g。シダス ランプラスが59gでした。
スーパーフィート オレンジのヒールカップ
カスタムインソールのヒールカップ
スーパーフィートを横から
カスタムインソールを横から
スーパーフィートを後ろから
カスタムインソールを後ろから
二つを後ろから
裏側
スーパーフィート オレンジの厚さ。実測約4.8mm
シダス ランプラスの厚さ。実測約5.5mm。カタログ値5mm
EPSON MZ-500の累積標高は精度が低い!? その2
「EPSON MZ-500の累積標高は精度が低い!?」の続編です。
ファームウェアのバージョンが、01.01.00 になった状態で、累積標高の精度を検証してみました。
ルート:西丹沢 神ノ川ヒュッテからの周回。神ノ川ヒュッテ~犬越路~(丹沢主稜)~檜洞丸~源蔵尾根~広河原~地蔵尾根~姫次~袖平山~風巻尾根~神ノ川ヒュッテ。
沿面距離(GPS): 21.6 km
累積標高差(高度計):+ 2,393 m、- 2,383 m
まずは、GPSの軌跡。
■神ノ川ヒュッテ~犬越路
ここは、沢沿いの谷間ですので、ログの乱れが多少あります。
赤:MZ-500。緑:Ambit2。青:SH-01F(スマートフォン)
■犬越路~檜洞丸
稜線の縦走路ですので、ログが揃っています。
赤:MZ-500。緑:Ambit2。青:SH-01F(スマートフォン)
■広河原
比較的開けた谷間から、徐々に狭い谷になっています。
MZ-500とAmbit2はかなり乱れています。スマートフォンが実際に歩いたところとほぼ同じです。ちなみにスマートフォンは、ショルダーポケットへ下向きにしまっておいた状態です。
広河原では途中5分ほどの休憩をしています。ここでAmbit2は、高度のキャリブレーションがされている可能性があります。
赤:MZ-500。緑:Ambit2。青:SH-01F(スマートフォン)
■MZ-500の標高図
広河原の乱れが、標高図にも現れています。
■Ambit2の標高図
広河原の乱れはありません。また、最後の林道部分も滑らかです。
■気圧高度計(ポラールRS-800CX)の標高図
純粋な気圧高度計の標高図になります。
■各区間での累積標高の差
各ログのポイント数は、カシミール3Dの間引き機能で1532ポイントに揃えてあります。
MZ-500 累積標高 |
Ambit2 累積標高 |
気圧高度計 累積高度 |
MZ-500と Ambit2の差 |
沿面距離(※) | |
神ノ川ヒュッテ~犬越路 | +534m | +529m | +508m | 5m | 2.1km |
-24m | -12m | -5m | 12m | ||
犬越路~檜洞丸 | +639m | +698m | +662m | 59m | 3.7km |
-109m | -149m | -146m | 40m | ||
広河原 | +244m | +76m | +39m | 168m | 0.7km |
-182m | -41m | -17m | 141m |
※ 各ログによって異なるので、3つのログの平均値とした。広河原のみSH-01Fの緯度経度と、気圧高度計の高度部分をマージしたものを記載。
■評価
全行程での累積標高は、MZ-500とAmbit2とも 2,390mとほぼ同じでした。(気圧高度計は2,290m)
MZ-500のファームウェアが01.01.00になったことで、精度が上がってると思われます。ただし谷間などGPSの測位誤差が出る部分では、水平移動にもかかわらず、高度が必要以上に上下する現象は相変わらず変わっていません。
EPSONのエンジニアが、この現象を認知していて、改善する予定であれば、この後のファームウェア・バージョンアップによって精度が良くなることが期待できると思います。