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コースタイム計算ソフト CTMake 1.01 新規リリース
GPSログからコースタイムを計算するソフトです。Windows Vista、7、8,10などのデスクトップ上で動作可能です。
インストールプログラム
http://nin29.com/upload/CTMake1.01.exe
●インストール
上記URLのリンクからインストーラをダウンロードします。
実行ファイルCTMake1.01.exe をダブルクリックなどで実行します。
ユーザアカウント制御で、実行制限の画面「この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」のような画面は「はい」。
「WindowsによってPCが保護されました」のような画面が出る場合、「詳細情報」の文字部分をクリックし、「実行」ボタンをクリック。
CTMake1.01のインストーラが走るので、「次へ」、「はい」などで先へ進み、最後に「完了」をクリックします。
デスクトップ上にCTMakeのアイコンができあがります。
●初歩的な使い方
1.標高データが確かなGPSログを入手もしくは生成する
CTMakeは、緯度・経度・標高の3つのデータからコースタイムを計算します。中でも傾斜を計算するための標高値はコースタイムに大きく影響するため、標高の相対誤差が大きなGPSログは、コースタイムが不正確になります。
GPSから算出した標高は相対誤差が大きいため使い物になりません。カシミール3Dや山旅ロガーなどでSRTM標高に変換することで多少精度が良くなります。
2.CTMakeを起動して、GPSログを読み込む
CTMakeを起動した画面のリストビュー内にGPSログをドラッグ&ドロップするか、「GPXファイルを開く(O)」をクリックしてファイルを指定します。
GPSログは、拡張子gpxのGPX 1.1形式に対応しています。KML形式には対応していません。
ログを読み込むと、ポイント毎に計算された数値がリストビューに一覧表示され、右上に総計したデータが表示されます。
試しにテスト用のGPSログを右クリックして保存したものを読み込んでみてください。
3.GPSログの間引き
読み込んだGPSログのログ採取間隔は、機器によりまちまちです。精度良く計算するには、ログの間隔が10m~20mくらいが良いようです。
メイン画面右下の「GPXファイルの間引き(D)」をクリックして、間引く距離を指定してOKします。
デフォルトは、10mになっています。
4.時刻の書き換え
メイン画面のメニュー、「時刻の書き換え(E)」から「一括書き換え(F)」をクリックします。
時刻の書き換え画面が表示されます。
この画面は、平地の基準スピードに対して傾斜が増していったときにどれほどスピードが変わるかをパラメータ化したグラフ画面です。
詳しい使い方は、改めて説明予定ですので、今回は予め作成してあるパラメータ(補正データ)を読み込みます。
「補正データの読込(O)」をクリックすると、トレイルの難易度によってパラメータを変えたデータが一覧表示されますので、そのルートに応じた難易度の補正データを選択してOKします。今回は「一般登山道(良)」とします。
スタート日時が空欄なので、クリックすると日時が補完されます。スタート日時はコースタイムの計算に影響がありませんので、好きな日時で構いません。実際の登山予定日時などを入力しておくと良いと思います。
「時刻の書き換え(W)」をクリックすると、コースタイムを計算し、メイン画面のリストビューを書き換えます。
スタート日時、ゴール日時、所要時間などが、変わっているのが確認できると思います。
サンプルのGPSログは、丹沢の大倉から塔ノ岳往復時のものですが、山と高原地図のコースタイム5時間50分とほぼ一致しているのが分かると思います。
5.書き換えたGPSログの保存
メイン画面右下の「GPXファイルを保存(A)」をクリックし、保存場所を指定し、ファイル名を任意に入力します。
拡張子がgpxのファイルが出来上がります。カシミール3DのGPSデータエディタなどから、グラフ表示機能を使用して、区間タイムなどを参照することができます。なお、CTMake単体でも、区間タイムを見たり、書き出したりする機能がありますので、別記事にて解説したいと思います。
●バグ報告、機能追加依頼
ヤマレコの日記にコメントをお願いします。
Fenix3 Analyzer Version 1.02
1.温度がマイナスのデータを取得しようとすると、エラーとなるバグ修正
2.ログを間引きして保存する機能追加
インストーラをダウンロード:Fenix3 Analyzer Version 1.02
インストール方法、使い方は、Fenix3 Analyzer Version 1.0をご覧ください。